上虎(うえとら)寝たきりゲーム研究所(Uetora Netakiri Game Kenkyusyo)【ツイッター:@ue_tora】

「寝たきり障害者ゲーマー」の上虎(うえとら)と申します。「デュシェンヌ型筋ジス(DMD)」という難病の患者で、重度身体障害者です。寝たきり/人工呼吸器ユーザー(気管切開)。重度身体障害者は普通のゲームコントローラーを使えない場合が多いので、障害があっても使えるゲーム機への入力手段を研究しています。最近では視線検出装置も使われ始めています。障害があってもみんなと同じゲームがしたい!を応援したいので、障害者の方もしくは障害者の関係者の方で、もし相談・質問等があればメールフォームやツイッターのDM等にお気軽に~

上虎寝たきりゲーム研究所(Uetora Netakiri Game Kenkyusyo)【ツイッター:@ue_tora】

 

Nintendo Switch/PS5/PS4をスクリーンキーボードとUCRで操作(Universal Control Remapper)Titan Oneを扱える非純正アプリ

ブログ記事「Titan Oneをスクリーンキーボードで操作UCR編(Universal Control Remapper)」のサムネイル画像

※この記事では、「障害があるユーザー」を想定しています。

今回は

Nintendo Switch/PS5/PS4をソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックする事で操作する方法の一例

を紹介していきます。

今回組み合わる機器とアプリは、次の3つです。

  • Windows付属スクリーンキーボード
  • Titan One

    PC入力対応ゲームコントローラー変換器公式サイト
  • UCR (Universal Controll Remapper)

    Titan Oneを扱える非純正アプリダウンロード

※「UCR(Universal Controll Remapper)」以外の「Titan One」対応アプリの選択肢としては、次のような物があります。

  • MaxAim DI」:Titan One純正アプリGtuner Pro のプラグイン
  • gimx-launcher」:PS4のみ。Nintendo SwitchとPS5は不可。
  • miyasuku Game」:視線入力アプリ

こんにちは、寝たきり障害者ゲーマーの上虎(うえとら/Twitter:@ue_tora)と申します。

※「Titan One」(タイタンワン)を「Nintendo Switch/PS4/PS5」に導入する方法については、コチラの記事をご覧ください。

※「Titan One」(タイタンワン)をPlayStation公式アプリ「PC版PSリモートプレイ」で使う方法(PS4/PS5)については、コチラの記事をご覧ください。

それでは、本題に入ります。

ダウンロード

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)ダウンロード先

から

をダウンロードします。

インストール

を展開(解凍)します。

Titan Oneの導入

福祉用途にも使えるPC入力対応ゲームコントローラー変換器「Titan One」(タイタンワン)を「Nintendo Switch/PS4/PS5」に導入する方法については、コチラの記事をご覧ください。

起動

UCR.exe

を実行します。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)起動中メッセージ「UCR is Loading」

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)が起動しました

キーボードでボタンを操作する設定

変換先がボタンの場合は、「Plugin Selection:」欄で「Remapper (Button to Button)」を選んで「Add」ボタンをクリックします。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Plugin Selection」欄で「Remapper (Button to Button)」を選ぶ

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Plugin Selection」欄で「Remapper (Button to Button)」を選んで「Add」ボタンをクリック

出てきた「Add Plugin」ウィンドウの「OK」ボタンをクリックします。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Plugin Selection」欄で「Remapper (Button to Button)」を選んで「Add」ボタンをクリックした際に出てくる「Add Plugin」ウィンドウの「OK」ボタンをクリック

「Select an Input Button」ボタンをクリック→「Select Binding」

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Input Button」の「Select an Input Button」ボタンをクリック→「Select Binding」

すると、「Press the button(s) you wish to bind to this control. Bind Mode will end when you release a key.」と出てキーボード入力待ちモードに入ります。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)のメッセージ「Press the button(s) you wish to bind to this control. Bind Mode will end when you release a key.」

試しにWindows付属スクリーンキーボードで「A」キーを入力します。

※ソフトウェアキーボード「PIGY SOFTWARE KEYBOARD」だと、左クリックに反応してしまって上手く割当できません。

キーボードの「A」キーが割当されました。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Input Button」にキーボード「A」を割当

続いて、「Select an Output Button」ボタンをクリック→「Select Binding」→「Titan One Buttons」もしくは「Titan One D-Pad」→割当したいボタンを選びます。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Output Button」の「Select an Output Button」ボタンをクリック→「Select Binding」→「Titan One Buttons」→「XB360 A / XB1 A / PS3 Cross / PS4 Cross / Switch A」

試しに「XB360 A / XB1 A / PS3 Cross / PS4 Cross / Switch A」を選びます。

「Titan One Button 1」が割当されました。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Output Button」に「Titan One Button 1」を割当

試しにキーボードの「A」キーを入力すると緑ランプが2つ点灯します。

一番下の「Save Settings」ボタンをクリックで設定を保存できます。

キーボードでスティックもしくはPS4/PS5タッチパッドを操作する設定

変換先がスティックもしくはPS4/PS5のタッチパッドの場合は、「Plugin Selection:」欄で「Remapper (Button to Axis)」を選んで「Add」ボタンをクリックします。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Plugin Selection」欄で「Remapper (Buttons to Axis)」を選ぶ

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Plugin Selection」欄で「Remapper (Buttons to Axis)」を選んで「Add」ボタンをクリック

出てきた「Add Plugin」ウィンドウの「OK」ボタンをクリックします。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Plugin Selection」欄で「Remapper (Buttons to Axis)」を選んで「Add」ボタンをクリックした際に出てくる「Add Plugin」ウィンドウの「OK」ボタンをクリック

「Low」の「Select an Output Button」ボタンをクリック→「Select Binding」

「Low」の意味は「マイナス方向」の意味で、次のような使い方をします。

  • スティック上方向 Y軸マイナス方向(上方向だからプラス方向じゃない?思うかもしれませんが合っています)
  • スティック左方向 X軸マイナス方向

すると、「Press the button(s) you wish to bind to this control. Bind Mode will end when you release a key.」と出てキーボード入力待ちモードに入ります。

試しにWindows付属スクリーンキーボードで「B」キーを入力します。

※ソフトウェアキーボード「PIGY SOFTWARE KEYBOARD」だと、左クリックに反応してしまって上手く割当できません。

キーボードの「B」キーが割当されました。

「Select an Output Button」ボタンをクリック→「Select Binding」→「Titan One Axes」→割当したいスティックもしくはPS4/PS5のタッチパッドを選びます。

試しに「XB360 LX / XB1 LX / PS3 LX / PS4 LX / Switch LX」を選びます。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Output Button」の「Select an Output Button」ボタンをクリック→「Select Binding」→「Titan One Buttons」→「XB360 LX / XB1 LX / PS3 LX / PS4 LX / Switch LX」

「Titan One Axis 1」キーが割当されました。

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)の「Output Button」に「Titan One Axis 1」を割当

同様に「High」の「Select an Output Button」も割当します。

「High」の意味は「プラス方向」の意味で、次のような使い方をします。

  • スティック下方向 Y軸プラス方向(下方向だからマイナス方向じゃない?思うかもしれませんが合っています)
  • スティック右方向 X軸プラス方向

試しにキーボードの「B」キー、「C」キーを入力すると「Preview」の所が左右に動きます。

一番下の「Save Settings」ボタンをクリックで設定を保存できます。

スクリーンキーボードで実際に操作

動きました。

UCR(Universal Controll Remapper)は最小化OKです

【Titan One】UCR(Universal Control Remapper)+スクリーンキーボードの動作確認

トラブルシューティング

純正アプリ「Gtuner Pro」のメニューにある「Tools」→「Device Monitor」で入力の様子を観察できます。

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右下「Output」欄を該当ゲーム機に変更します。
(例:「OUTPUT: SWITCH」)

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コンバーターTitan Oneのキーボード/マウス設定MaxAim DI編【福祉用途にも使える!】

ブログ記事「コンバーターTitan Oneのキーボード/マウス設定MaxAim DI編【福祉用途にも使える!】」のサムネイル画像


※この記事では、「一般ユーザー」と「障害があるユーザー」の両方を想定しています。

今回は

福祉用途にも使えるPC入力対応ゲームコントローラー変換器「Titan One」(タイタンワン) のキーボードとマウスの設定方法

を紹介していきます。

正確に言うと

純正アプリ「Gtuner Pro」のプラグイン「MaxAim DI」のキーボードとマウスの設定方法

になります。

※「MaxAim DI」以外の「Titan One」対応アプリの選択肢としては、次のような物があります。

こんにちは、寝たきり障害者ゲーマーの上虎(うえとら/Twitter:@ue_tora)と申します。

※「Titan One」(タイタンワン)を「Nintendo Switch/PS4/PS5」に導入する方法については、コチラの記事をご覧ください。

※「Titan One」(タイタンワン)をPlayStation公式アプリ「PC版PSリモートプレイ」で使う方法(PS4/PS5)については、コチラの記事をご覧ください。

それでは、本題に入ります。

MaxAim DIの画面を出す

福祉用途にも使えるPC入力対応ゲームコントローラー変換器「Titan One」(タイタンワン)を「Nintendo Switch/PS4/PS5」に導入する方法については、コチラの記事をご覧ください。

Titan One」(タイタンワン)の純正アプリ「Gtuner Pro」を起動します。

Gtuner Pro」を開く際に次の画像のエラーメッセージが出る場合は、「Gtuner.exe」がある「GtunerPro」フォルダが日本語(全角文字)を含まないパスに展開(解凍)されているか確認してください。

【OK例】C:\Users\ユーザー名\Desktop\GtunerPro

※「デスクトップ」や「ドキュメント」や「ダウンロード」は日本語(全角文字)に見えますが、Windows内部的には英語(半角文字)なので可

Error trying to create or open the database.

【Titan One】「GtunerPro」フォルダのパスに日本語(全角文字)が含まれている場合に「Gtuner Pro」を開く際に出るエラーメッセージ「Error trying to create or open the database.」
純正アプリ「Gtuner Pro」のメニューにある「Plugins」→「Plugin Manager」
【Titan One】「Gtuner Pro」メニューの「Plugins」→「Plugin Manager」
MaxAim DI」を選択した状態で「Install」ボタンをクリックします。
【Titan One】「MaxAim DI」をインストール
MaxAim DI」のインストールが完了するのを待ちます。
【Titan One】「MaxAim DI」インストール中
純正アプリ「Gtuner Pro」のメニューにある「Plugins」→「MaxAim DI
【Titan One】「Gtuner Pro」メニューの「Plugins」→「MaxAim DI」

MaxAim DI」を開く際に次の画像のエラーメッセージが出る場合は、「Gtuner.exe」がある「GtunerPro」フォルダが日本語(全角文字)を含まないパスに展開(解凍)されているか確認してください。

【OK例】C:\Users\ユーザー名\Desktop\GtunerPro

※「デスクトップ」や「ドキュメント」や「ダウンロード」は日本語(全角文字)に見えますが、Windows内部的には英語(半角文字)なので可

Error trying to create or open the database.

There was an error trying to list the layouts of the database.

【Titan One】「GtunerPro」フォルダのパスに日本語(全角文字)が含まれている場合に「Gtuner Pro」のプラグイン「MaxAim DI」を開く際に出るエラーメッセージ1「Error trying to create or open the database.」
【Titan One】「GtunerPro」フォルダのパスに日本語(全角文字)が含まれている場合に「Gtuner Pro」のプラグイン「MaxAim DI」を開く際に出るエラーメッセージ2「There was an error trying to list the layouts of the database.」
MaxAim DI」のメニューにある「File」→「New Empty Layout」
【Titan One】「MaxAim DI」メニューの「File」→「New Empty Layout」
「OK」ボタンをクリックします。
【Titan One】「Layout Name」ウィンドウで「OK」ボタンをクリック
PS3コントローラーの図が出ます。

※出ない場合は、「Gtuner.exe」がある「GtunerPro」フォルダが日本語(全角文字)を含まないパスに展開(解凍)されているか確認してください。

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MaxAim DI」のメニューにある「Layout Options」→「Controller」→「PS4」
【Titan One】「MaxAim DI」メニューの「Layout Options」→「Controller」→「PS4」
【Titan One】「MaxAim DI」

この時点で、コントローラーの図のボタンをクリックすると反応するはずです。

ちなみに、図はPS4コントローラですが、PS5やNintendo Switchにも入力できます。

※「Enter Capture Mode」ボタンををクリックすると、マウスカーソルが消えるモードになるので要注意。マウスカーソル復帰は「Ctrl + Esc」。

※マウスカーソルが有る状態(「Enter Capture Mode」ボタンをクリックしない状態)で、スクリーンキーボードやソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックして操作したい福祉用途使用のユーザーの方は、こちらの記事をご覧ください。

キーボードを設定

「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「Keystroke」
【Titan One】「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「Keystroke」
次の画像のように「Catch Keystroke」ウィンドウで「Please press a key...」というメッセージが出てキーボード入力待機中になるので、キーボードで入力します。
【Titan One】「MaxAim DI」の設定。キーボード入力待機中
試しに「PlayStationなら○ボタン/Nintendo SwitchならAボタン」にキーボード「A」を設定してみました。
【Titan One】「MaxAim DI」で「PlayStationなら○ボタン/Nintendo SwitchならAボタン」にキーボード「A」を設定
応用編として、「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「More」で複数動作の設定ができます。
【Titan One】「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「More...」

試しに「PlayStationなら○ボタン/Nintendo SwitchならAボタン」にキーボード「A」「B」「C」を設定してみました。

【Titan One】「Mappings to [Circle]」ウィンドウ

これを活用すると、例えば

  • キーボード「A」は「○ボタン」単独
  • キーボード「B」は「十字ボタン上」+「○ボタン」同時押し

とかの場合分けに使えます。
(「十字ボタン上」の副ボタンにもキーボード「B」を設定する必要があります)

マウスを設定

マウスの移動を割当する場合は、
「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「Mouse Up」「Mouse Down」「Mouse Left」「Mouse Right」。
マウスのホイール上下は「Mouse Wheel Up」「Mouse Wheel Up」です。
【Titan One】「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「Mouse Up」
試しに「右スティック上」にマウス「上方向」を設定を設定してみました。
【Titan One】「MaxAim DI」で「右スティック上」にマウス「上方向」を設定
感度などの細かい設定は、「MaxAim DI」のメニューにある「Layout Options」→「Mouse Settings...」にあります。
【Titan One】「MaxAim DI」メニューの「Layout Options」→「Mouse Settings...」
例えば、感度は「Sensitivity」です。
【Titan One】「MaxAim DI」メニューの「Layout Options」→「Mouse Settings...」
「マウスの左/右/中央クリック」を割当する場合は、
ボタンを右クリック→「Mouse Button」をクリック

※次にマウスの左/右/中央クリックが入力されるまでマウスカーソルが消えます。

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マウスカーソルが消えて、次の画像のように「Catch Mouse Button」ウィンドウで「Please press a mouse button...」というメッセージが出てマウスボタン入力待機中になるので、「左/右/中央クリック」を入力すると、割当が完了してマウスカーソルが復帰します。

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試しに「PlayStationなら○ボタン/Nintendo SwitchならAボタン」に「左クリック」を設定してみました。

f:id:ue-tora:20210610235819j:plain

ゲームコントローラー(1個まで)を使う場合の設定

「MaxAim DI」のメニューにある「Direct Input」→「DI Settings...」

f:id:ue-tora:20210608212137j:plain

出てきた「Direct Input - Game Controller Settings」ウィンドウの「Game Controller:」欄で使いたいゲームコントローラーを選びます。

細かい設定は「IX、IY、IRx、IRy」のデッドゾーンの設定ぐらいしかできません。

f:id:ue-tora:20210608213224p:plain

「MaxAim DI」のメニューにある「Direct Input」→「Enabled」にチェックを入れます。

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2パターンあります。

唯一、「Enter Capture Mode」ボタンをクリックしない状態(マウスカーソルが有る状態)で使える入力です。

  • パターン1「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「Direct Input Capture」で、次の画像のように「Catch DI Input」ウィンドウで「Please press a button...」というメッセージが出てゲームコントローラー入力待機中になるので、先ほど選んだゲームコントローラーの割当したいボタンを入力します。
    ※先ほど選んだゲームコントローラー以外のゲームコントローラーの入力には反応しません。

    f:id:ue-tora:20210610093131j:plain

    f:id:ue-tora:20210610171123p:plain

  • パターン2「MaxAim DI」でボタンを右クリック→「Direct Input List」→割当したい入力をリストから選んで「OK」ボタン。 f:id:ue-tora:20210611001710j:plain f:id:ue-tora:20210610093537p:plain

応用編として、「Enter Capture Mode」ボタンをクリックしない状態(マウスカーソルが有る状態)で使える入力という特性を利用した、スクリーンキーボードやソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックして操作したい福祉目的使用のユーザーの方向けの方法があります。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

PC上のキーボードとマウスとゲームコントローラー(1個まで)でゲームする場合

全ての設定が完了したら、「Enter Capture Mode」ボタンをクリックします。

「Enter Capture Mode」ボタンををクリックすると、マウスカーソルが消えるモードになるので要注意。マウスカーソル復帰は「Ctrl + Esc」。

マウスとキーボードは、マウスカーソルが消えるモードでないと使えません。

例外として、ゲームコントローラーは、マウスカーソルが消えるモードでなくても使えます。

※マウスカーソルが有る状態(「Enter Capture Mode」ボタンをクリックしない状態)で、スクリーンキーボードやソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックして操作したい福祉用途使用のユーザーの方は、こちらの記事をご覧ください。

トラブルシューティング

純正アプリ「Gtuner Pro」のメニューにある「Tools」→「Device Monitor」で入力の様子を観察できます。

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右下「Output」欄を該当ゲーム機に変更します。
(例:「OUTPUT: SWITCH」)

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コンバーターTitan Twoのキーボード/マウス設定方法【福祉用途にも使える!】


ブログ記事「コンバーターTitan Twoのキーボード/マウス設定方法【福祉用途にも使える!】」のサムネイル画像


※この記事では、「一般ユーザー」と「障害があるユーザー」の両方を想定しています。

今回は

福祉用途にも使えるPC入力対応ゲームコントローラー変換器「Titan Two」(タイタンツー)のキーボードとマウスの設定方法

を紹介していきます。

こんにちは、寝たきり障害者ゲーマーの上虎(うえとら/Twitter:@ue_tora)と申します。

※「Titan Two」(タイタンツー)を「Nintendo Switch/PS4/PS5」に導入する方法については、コチラの記事をご覧ください。

Titan Two」(タイタンツー)をPlayStation公式アプリ「PC版PSリモートプレイ」で使う方法(PS4/PS5)については、コチラの記事をご覧ください。

それでは、本題に入ります。

キーボードとマウスの設定画面を出す

福祉用途にも使えるPC入力対応ゲームコントローラー変換器「Titan Two」(タイタンツー)を「Nintendo Switch/PS4/PS5」に導入する方法については、コチラの記事をご覧ください。

動作テスト用に作った自作設定ファイル動作テスト(マウス感度:■).gitを次のリストからダウンロードしてください。

Titan Two」(タイタンツー)の純正アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)を起動します。
Gtuner IV」のメニューにある「File」→「Open」→動作テスト(マウス感度:■).git
「Input Translator」タブに切替します。

次の画像のように、先程の設定ファイルの内容が確認できますが、このままの状態だと表示名が「BUTTON_1」とか「BUTTON_2」なので、分かりにくいです。
f:id:ue-tora:20210606114900p:plain
「Meta Infomation」のゲーム機欄を「GPC Designators」から該当ゲーム機に変更します。

次の画像のように、先程の設定ファイルの内容が「Nintendo Switch」なら「A」とか「B」、「Circle」とか「Cross」になって分かりやすくなります。
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キーボードを設定

表示名が「BUTTON_1」とか「BUTTON_2」の場合は分かりにくいので、「Meta Infomation」のゲーム機欄を「GPC Designators」から該当ゲーム機に変更してください。

「Nintendo Switch」なら「A」とか「B」、「Circle」とか「Cross」になって分かりやすくなります。

左列がキーボード、右列がコントローラーです。

次の画像のように、キーボードとコントローラーの組み合わせを選択肢から選んでいきます。

f:id:ue-tora:20210606124000p:plain
f:id:ue-tora:20210606124017p:plain

新しい項目を追加するには、一番下の「Create a new key map」をクリックします。

f:id:ue-tora:20210606154801p:plain

項目を削除するには、各項目の右端にある「-」(マイナス)マークをクリックします。

f:id:ue-tora:20210606162550p:plain

「Inverted」は、次のようにスティックのマイナス方向に使います。

f:id:ue-tora:20210609104752p:plain
  • スティック上方向 Y軸マイナス方向(上だからプラス方向じゃない?思うかもしれませんが合っています)
  • スティック左方向 X軸マイナス方向

例えば、キーボード「WSAD」に「左スティック」を割当する場合、次の画像のようになります。

f:id:ue-tora:20210609110046p:plain
上にある「Input Translator」横の三角マークで設定内容をテストできるので、テストします。
f:id:ue-tora:20210606163617p:plain

正常な場合は、こういう表示が出ます。

f:id:ue-tora:20210606204937p:plain

エラーの場合は、こういう表示が出ます。

f:id:ue-tora:20210606204951p:plain

マウスを設定

表示名が「BUTTON_1」とか「BUTTON_2」の場合は分かりにくいので、「Meta Infomation」のゲーム機欄を「GPC Designators」から該当ゲーム機に変更してください。

「Nintendo Switch」なら「A」とか「B」、「Circle」とか「Cross」になって分かりやすくなります。
左列がマウス、右列がコントローラーです。
次の画像のように、マウスとコントローラーの組み合わせを選択肢から選んでいきます。
f:id:ue-tora:20210606215134p:plain
マウスのX軸、Y軸については、グラフを作る事ができます。
f:id:ue-tora:20210606221028p:plain
上にある「Input Translator」横の三角マークで設定内容をテストできるので、テストします。
f:id:ue-tora:20210606163617p:plain

正常な場合は、こういう表示が出ます。

f:id:ue-tora:20210606204937p:plain

エラーの場合は、こういう表示が出ます。

f:id:ue-tora:20210606204951p:plain

設定をTitan Twoに記憶させる

メモリースロット1番に記憶させたい場合は、こうします。

Gtuner IV」のメニューにある「File」→「Install To」→「Memory Slot 1」
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PC上のキーボードとマウスでゲームする場合

メモリースロット1番を使う場合は、こうします。

「Device Monitor」タブに切替します。
f:id:ue-tora:20210604224338p:plain
右下「Device Memory Slots」タブに切替します。
f:id:ue-tora:20210604204946p:plain
右上「Memory Slot Control」の三角ボタンを操作して中央「Memory Slot」欄を「1」にする。
f:id:ue-tora:20210604205821p:plain
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Gtuner IV」のメニューにある「Tools」→「KMG Capture」
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必要に応じて「Keyboard」「Mouse」「Gamepad/Joystick」にチェックを入れる。

※「Mouse」にチェックを入れた状態で「ENTER CAPTURE MODE」ボタンをクリックすると、マウスカーソルが消えるモードに入るので要注意。チェックを入れていない状態なら消えません。マウスカーソル復帰は「Ctrl + Esc」。

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※スクリーンキーボードやソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックして操作したい福祉用途使用のユーザーの方は、必然的に「Mouse」のチェックを外す事になります。

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「Gamepad/Joystick」にチェックを入れた場合は対象にしたいコントローラーを選択。
全てのコントローラー「Capture all Gamepad/Joystick」という選択肢もあります。
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f:id:ue-tora:20210606213925p:plain
全ての設定が完了したら、「ENTER CAPTURE MODE」ボタンをクリック。

※「Mouse」にチェックを入れた状態で「ENTER CAPTURE MODE」ボタンをクリックすると、マウスカーソルが消えるモードに入るので要注意。チェックを入れていない状態なら消えません。マウスカーソル復帰は「Ctrl + Esc」。
f:id:ue-tora:20210604232139p:plain

※スクリーンキーボードやソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックして操作したい福祉用途使用のユーザーの方は、必然的に「Mouse」のチェックを外す事になります。
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