上虎(うえとら)寝たきりゲーム研究所(Uetora Netakiri Game Kenkyusyo)【ツイッター:@ue_tora】

「寝たきり障害者ゲーマー」の上虎(うえとら)と申します。「デュシェンヌ型筋ジス(DMD)」という難病の患者で、重度身体障害者です。寝たきり/人工呼吸器ユーザー(気管切開)。重度身体障害者は普通のゲームコントローラーを使えない場合が多いので、障害があっても使えるゲーム機への入力手段を研究しています。最近では視線検出装置も使われ始めています。障害があってもみんなと同じゲームがしたい!を応援したいので、障害者の方もしくは障害者の関係者の方で、もし相談・質問等があればメールフォームやツイッターのDM等にお気軽に~

上虎寝たきりゲーム研究所(Uetora Netakiri Game Kenkyusyo)【ツイッター:@ue_tora】

 

コンバーターでPS5コントローラー認証を回避【Titan Two】~XIM APEX、Titan Oneも公式ソースで確認~

PS5版フォートナイト(Fortnite)で約8分毎のPS5のコントローラー認証が発動した時のスクショ

2022/03、2022/08追記
この方法で認証回避できないPS5ゲームが増えています。
「PC版PSリモートプレイ」アプリ経由ならプレイできます。
(詳しくはコチラの記事を見てください。記事内には動画マニュアルもあります。)
初期のPS5ゲームをプレイする場合、もしく、PS5でPS4版ゲームをプレイする場合は大丈夫です。
対策
  1. 「Titan Two」(タイタンツー)の「OUTPUT」USBポートをPCに接続する
  2. 「Titan Two」(タイタンツー)の「PROG」USBポートをPCに接続する
  3. 「Gtuner IV」で「Output Protocol」を「USB PlayStation 5」もしくは「USB PlayStation 4」に変更して「Wireless Controller」(PS純正コントローラー)に化けさせる
  4. 「PC版PSリモートプレイ」経由でプレイ
  5. 詳しくはコチラの記事を見てください。
    記事内には動画マニュアルもあります。


    www.youtube.com

認証回避できないタイトルの例
  • PS5版 ゴースト・オブ・ツシマ ディレクターカット版
    PS5 Ghost of Tsushima Director's Cut
  • PS5版 ダイイングライト2
    PS5 Dying Light 2
  • PS5版 ホライゾン フォビドゥンウェスト
    PS5 Horizon Forbidden West
  • PS5版 エルデンリング
    PS5 ELDEN RING

こんにちは、寝たきり障害者ゲーマーの上虎(うえとら|Twitter:@ue_tora)と申します。

「PS5対応コンバーター」をPS5でPS5版ゲームをプレイする際に使うと、ただ単に繋ぐだけではPS5のコントローラー認証システムにより約8分で接続解除されてしまいますが、認証回避機能があるコンバーターであれば、認証用コントローラーを用意すると認証回避できるようになります。

ただし、注意点があって、

PS5純正コントローラー(DualSense、デュアルセンス)は認証用コントローラーとして使えません。

使えるのは、

サードパーティー製(非純正)のPS4用コントローラー

で、ポイントは、

  1. PS5用コントローラーではなく、「PS4用」コントローラーである事。
  2. 純正コントローラーではなく、「サードパーティー製(非純正)」コントローラーである事。

の2点です。

PS4純正コントローラー(DualShock4、デュアルショック4)も使えません。

この2つの条件を満たす【サードパーティー製(非純正)のPS4用コントローラー】として、

HORI社製のPS4用コントローラーを「ホリパッドFPSプラス for PlayStation4」 

を購入して実際に実験した様子を、この記事の後半に書いています。

※USBポートが複数あるコンバーター(Titan TwoReaSnow S1Cronus Zen等)の場合か、USBポートが1個しか無くてもUSBハブが使えるコンバーター(XIM APEX等)の場合は、認証用コントローラーとプレイ用コントローラーを別にする事もできますし、認証用コントローラー自体でプレイする事もできます。

※USBポートが1個しか無くてUSBハブも使えないコンバーターの場合は、必然的に認証用コントローラー自体でプレイする事になります。ただし、「Titan One」は例外で、公式アプリ「Gtuner Pro」を使う事で、WindowsPC経由でPC上のマウス、キーボード、ゲームコントローラー(1個)を使えます。



PS5対応コンバーター共通の事情(2021/04現在)

次の複数のPS5対応コンバーターのマニュアルや公式フォーラムでも同じような記述があるので、2021/04現在の「PS5対応コンバーター」共通の事情と思われます。

例として、PS5対応コンバーター「Titan Two」の公式フォーラムの投稿を引用します。

英語なので、「DeepL翻訳」で翻訳した日本語も載せておきます。

With this beta release is now possible to authenticate the Titan Two for PS5 games utilizing any third-party PS4 controller, specialized or not.

Such as Astro, Hori, Horipad, Nacon, Razer, Scuf Vantage, Mad Catz and so on.

【引用元】
「Titan Two」公式フォーラムの投稿の「(Dec-12) The 1.10 BETA-23」の部分

【DeepL翻訳】

今回のベータ版のリリースにより、専用のコントローラーであるかどうかに関わらず、他社製のPS4コントローラーを使用しているPS5ゲームでも、Titan Twoの認証が可能になりました。 例えば、Astro、Hori、Horipad、Nacon、Razer、Scuf Vantage、Mad Catzなどのコントローラーです。

ちなみに、「Horipad FPS Plus」の文字列は上記の内「XIM APEX」、「ReaSnow S1」、「Cronus Zen」に出てきます。

「Titan Two」、「Titan One」についてはその文字列ズバリは出てきませんが、「Horipad」の文字列は出てきますし、持っているので実際に試してみたところ大丈夫でした。

HORI社製のPS4用コントローラーを「ホリパッドFPSプラス for PlayStation4」 

Titan Twoで実際に実験

まず、

PS5対応コンバーター「Titan Two」の「PROG」USBポートとWindowsPCもしくはMacPCを繋ぐ

公式アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)を起動

右下の方にある「Device Configuration」タブに切替

「Output Protocol」を「USB PlayStation5」に変更

PS5対応コンバーター「Titan Two」の公式アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)の右下の「Device Configuration」タブの「Output Protocol」を「USB PlayStation5」に変更

冒頭の2つの条件を満たす【サードパーティー製(非純正)の「PS4」用コントローラー】として、

HORI社製のPS4用コントローラーを「ホリパッドFPSプラス for PlayStation4」 

を購入して、試しにコンバーター「Titan Two」の「USBポートA」(手前左側)もしくは「USBポートB」(手前右側)に繋いでみたところ、約8分毎の定期的な接続解除が無くなりました。

PS5対応コンバーター「Titan Two」の4種類のUSBポートの解説

Titan Two」のマニュアルによると、「USBポートB」は「USBポートA」より優先度が低いので、

  1. 【認証用コントローラー自体でプレイする場合】
    • 認証用コントローラーを「USBポートA」に繋いでください。
  2. 【別のコントローラーでプレイする場合】
    • 使いたいコントローラーを「USBポートA」に繋いでください。
    • 認証用コントローラーは「USBポートB」に繋いでください。
  3. 公式アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)の「KMG Capture」機能でプレイする場合】
    • 認証用コントローラーを「USBポートB」(もしくは「USBポートA」)に繋いでください。

    PS5対応コンバーター「Titan Two」の公式アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)の「KMG Capture」機能

    ※WindowsPCもしくはMacPC経由でPC上のキーボード、マウス、ゲームコントローラー(1個もしくは全部)を使える機能です。

    Titan Two」の「PROG」USBポートとWindowsPCもしくはMacPCを繋ぐ

    公式アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)を起動

    メニュー

    「Tools」

    「KMG Capture」

    必要に応じて「Keyboard」「Mouse」「Gamepad/Joystick」にチェックを入れる

    「Gamepad/Joystick」にチェックを入れた場合は対象にしたいコントローラーを選択。全てのコントローラー「Capture all Gamepad/Joystick」という選択肢もあります

    「ENTER CAPTURE MODE」ボタンをクリック

    「Mouse」にチェックを入れていた場合はマウスカーソルが消えます

    「Ctrl+Esc」で解除(マウスカーソル出現)

    ※「Mouse」にチェックを入れた状態で「ENTER CAPTURE MODE」ボタンをクリックすると、マウスカーソルが消えるモードに入るので要注意。チェックを入れていない状態なら消えません。マウスカーソル復帰は「Ctrl + Esc」。

    ※スクリーンキーボードやソフトウェアキーボードをマウスカーソルでクリックして操作したい福祉用途使用のユーザーの方は、必然的に「Mouse」のチェックを外す事になります。

    ※スクリーンキーボード可、ソフトウェアキーボード可、JoyTokey可、仮想ゲームコントローラーvJoy可、vJoy操作アプリVirtual Controller可、vJoy操作アプリUCR(Universal Control Remapper)可、AutoHotkey



Titan Two公式アプリGtuner IVで観察

ちなみに、【サードパーティー製(非純正)の「PS4」用コントローラー】を使ってコントローラー認証の回避が上手く行っている時は

PS5対応コンバーター「Titan Two」の「PROG」USBポートとWindowsPCもしくはMacPCを繋ぐ

公式アプリ「Gtuner IV」(Windows版/Mac版)を起動

真ん中下の方にある「Device Monitor」タブに切替

上段中央の所に「Full Passthru」という表示が出ます。

【Titan Two】(2021.05.06時点)【認証回避成功例1】PS5で認証用コントローラーとしてサードパーティー製(非純正)PS4用コントローラーを使った場合

続いて「純正PS5用コントローラー」を繋いで失敗している場合です。

「Gtuner IV」に「Auth Reset」という表示が出ます。

この状態だと、コントローラー認証の約8分が来る前にコンバーター側の処理で自動で接続解除→再接続してコントローラー認証を回避するのですが(繋いだ瞬間はチェックされない事を利用)、「コントローラーを再接続してください」画面が出てゲームが一時中断した後に自動で復帰したりしなかったり、瞬間的に無反応になったりします。
(ゲームによって挙動は異なります)

【Titan Two】(2021.05.06時点)【認証回避失敗例1】PS5で認証用コントローラーとしてPS5用純正コントローラーを使った場合

最後に、「純正PS4用コントローラー」を繋いで失敗している場合です。

「Gtuner IV」に「Auth Reset」という表示が出ます。

この状態だと、コントローラー認証の約8分が来る前にコンバーター側の処理で自動で接続解除→再接続してコントローラー認証を回避するのですが(繋いだ瞬間はチェックされない事を利用)、「コントローラーを再接続してください」画面が出てゲームが一時中断した後に自動で復帰したりしなかったり、瞬間的に無反応になったりします。
(ゲームによって挙動は異なります)

【Titan Two】(2021.05.06時点)【認証回避失敗例2】PS5で認証用コントローラーとしてPS4用純正コントローラーを使った場合

認証用コントローラーが無い場合の挙動

PS5対応コンバーターによっては、認証用コントローラーが無くてもPS5のコントローラー認証の約8分が来る前にコンバーター側の処理で自動で接続解除→再接続して認証を回避する製品もあるのですが(繋いだ瞬間はチェックされない事を利用)、ゲームが一時中断したり一瞬無反応になったりします。(ゲームによって挙動は異なります)

  • Titan Two」は確認済。自動的に判定されるので特別な設定は要りません。

    【Titan Two】(2021.05.06時点)PS5で認証用コントローラーを用意しない場合

  • Titan One」は公式アプリ「Gtuner Pro」でそういう設定にすればできます。

    ※「Titan One」の「PROG」USBポートとWindowsPCを繋ぐ

    公式アプリ「Gtuner Pro」を起動

    メニュー

    「Tools」

    「Options...」

    「Titan One」タブに切替

    「Titan One Configurations」の「Enable PS4/PS5 partial crossover support (auto reconnect every 8 min)」にチェックを入れる。

    f:id:ue-tora:20210429000914p:plain

  • ReaSnow S1」は未確認。
  • Cronus Zen」は未確認。

MouseJoy@マウスカーソルでジョイスティック操作アプリ(仮想ジョイスティック「vJoy」を活用) [MouseJoy] Windows application that can control stick of virtual joystick "vJoy" with mouse cursor

【MouseJoy】マウスカーソルでGUIを操作する事で仮想ゲームコントローラー「vJoy」のスティックを動かす事ができるWindowsアプリ

【MouseJoy】マウスカーソルでGUIを操作する事で仮想ゲームコントローラー「vJoy」のスティックを動かす事ができるWindowsアプリ

MouseJoyという、

マウスカーソルでGUI操作して仮想ゲームコントローラーvJoyのスティックを動かせるWindowsアプリ

のページです。

自分と同じ「障害者ゲーマー」の方が使う事を想定しています。

需要はわずかしか無いと思いますが、もし要望があれば機能を増やしていきたいと思います。

非常に限定的ですが、以下の使用シーンを想定しています。他の使い方もできると思います。

福祉用途に使えるゲームコントローラーコンバーター「Titan One」の公式アプリ「Gtuner Pro」のプラグイン「MaxAim DIを、
「障害者ゲーマー」の方がマウスカーソルで操作してゲーム機を操作する際の左アナログスティック操作の補助

「MouseJoy」Windowsアプリは、ゲームコントローラーコンバーター「Titan One」の公式アプリ「Gtuner Pro」のプラグイン「MaxAim DI」の補助に使えます

なお、初心者の試作品なので、見た目は素人感満載です(汗)

動作はしますので・・・。

ダウンロード

  1. 【バージョン0.00】MouseJoy0.0.0.zip

機能

  1. 【バージョン0.00】マウスカーソルで以下のGUI操作をする事で、仮想ゲームコントローラー「vJoy」の1個目のデバイス「vJoy Device #1」の左スティック(IX、IY)を動かす事ができるようにした。
    • 左クリック
    • ドラッグ
  2. 【MouseJoy】マウスカーソルでGUIを操作する事で仮想ゲームコントローラー「vJoy」のスティックを動かす事ができるWindowsアプリ

問題点

  1. vJoy」の仕様で、1つの「vJoy」を複数のアプリが操作する事はできない。

事前準備

.NET5ランタイム(x86)のダウンロード

ダウンロードページ「Download x86」ボタンから

windowsdesktop-runtime-5.■.■-win-x86.exe

をダウンロード。

「.NET5ランタイム(x86)」をダウンロード

.NET5ランタイム(x86)のインストール

ダウンロードした

windowsdesktop-runtime-5.■.■-win-x86.exe

を実行。

「インストール」ボタンをクリック。

「.NET5ランタイム(x86)」をインストール

vJoyのダウンロード

ダウンロードページに以下の2種類の

vJoySetup.exe
  • 「Windows10」用
  • 「Windows Vista(SP1)、7、8、8.1」用

があるので、お使いのPCのOSに該当する方をダウンロードしてください。

「vJoy」をダウンロード

vJoyのインストール

ダウンロードした

vJoySetup.exe

を実行。

「Next」ボタン連打でOKです。

「vJoy」をインストール

vJoyの設定

Windowsスタートメニュー→「vJoy」→「Configure vJoy」

を開いて、以下の2ヶ所を変更して「Apply」ボタンをクリックします。(下の画像と同じになっているか確認してください)

  1. 「Number of Buttons」を「64」に変更。
  2. 「POV Hat Switch」内の「POVs:」を「4」に変更。

Windowsスタートメニュー→「vJoy」→「Configure vJoy」を開く

Windowsスタートメニュー→「vJoy」→「Configure vJoy」を設定する

動作確認

ダウンロードから「MouseJoy0.0.0.zip」をダウンロードして展開して「MouseJoy.exe」を実行します。

そして、

Windowsスタートメニュー→「vJoy」→「Monitor vJoy」

を開いて、「vJoy Device」が「vJoy Device #1」になっている事を確認します。

最後に、「MouseJoy.exe」ウィンドウの適当な所を左クリックした時に、「vJoy Monitor」ウィンドウ左上の「Joystick Monitor」内の「X」、「Y」の赤いバーの所が変化すればOKです。

Windowsメニュー→「vJoy」→「Monitor vJoy」を開く

Windowsメニュー→「vJoy」→「Monitor vJoy」を見る

Windowsメニュー→「vJoy」→「Monitor vJoy」を開いて「vJoy Monitor」で「MouseJoy」を動作テスト

ゲーム機を操作する場合(※Nintendo Switch、PS4、PS5)

ゲーム機に伝える手段

vJoy」はPCの中に仮想的に存在するゲームコントローラーに過ぎないので、「vJoy」の動きをゲーム機に伝える「手段」が必要になってきます。

実はその「手段」、存在するんです。

Titan One(タイタンワン)」や「Titan Two(タイタンツー)」という、オンリーワンの機能を持ったゲームコントローラーコンバーターがあるんですよね。

ゲームコントローラーコンバーターTitan One

Titan Oneの概要

Titan One(タイタンワン)」は、元々は「ゲームコントローラーコンバーター」と呼ばれるジャンルの製品なんですが、単なる「コンバーター」ではないんですよね。

通常の「コンバーター」の機能に加えて、「PCへの入力をゲームコントローラーのボタンに変換する機能」を有するオンリーワンの製品なんです。(Nintendo Switch、PS4、PS5全てに対応)

なお、この「入力」には、アプリが生成した仮想的なキーボード入力も含まれます。

また、「コンバーターへの入力」ではなく、「PCへの入力」である事もポイントです。

元々は福祉用途で作られた製品ではないんですが、その機能を有するために結果的に福祉用途で使われるようになった珍しい製品です。

「なぜ、その機能が福祉用途に繋がるのか?」というのは、いくつか理由があるんですが、詳しく説明すると長くなるので、このページでは省略させていただきます。

類似製品に「Titan Two(タイタンツー)」があります。

Titan One(タイタンワン)」と「Titan Two(タイタンツー)」ですが、両方ともメリットとデメリットがあります。

プラグインMaxAim DIの設定

Titan One(タイタンワン)」公式アプリの「Gtuner Pro(ジーチューナープロ)」を起動します。

初期状態の「Gtuner Pro」にはプラグイン「MaxAim DI(マックスエイムディーアイ)」がまだインストールされていないので、

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「Plugin Manager」

を開いて、「MaxAim DI」を選択して「Install」ボタンをクリックします。

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「Plugin Manager」を開く

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「Plugin Manager」を開いて「MaxAim DI」を選択して「Install」ボタンをクリック

すると、「Gtuner Pro」に「MaxAim DI」がインストールされるので、

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「MaxAim DI」

を開きます。

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「Plugin Manager」を開いて「MaxAim DI」を選択して「Install」ボタンをクリックして「Gtuner Pro」に「MaxAim DI」プラグインをインストール中

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「MaxAim DI」を開く

MaxAim DI」初回起動時はこんな感じなので、

「MaxAim DI」メニュー→「File」→「New Empty Layout」

を開きます。

「Gtuner Pro」メニュー→「Plugins」→「MaxAim DI」を開いて「Gtuner Pro」の「MaxAim DI」プラグインを初めて起動した時

「MaxAim DI」メニュー→「File」→「New Empty Layout」を開く

「OK」ボタンをクリックします。

「MaxAim DI」メニュー→「File」→「New Empty Layout」を開いて「Layout Name」ウィンドウの「OK」ボタンをクリック

コントローラーを「PS4」に変更するために、

「MaxAim DI」メニュー→「Layout Options」→「Controller」→「PS4」

にチェックを入れます。

ちなみに、「PS4」コントローラーの絵であっても、「Nintendo Switch」でも使えます。

「MaxAim DI」メニュー→「Layout Options」→「Controller」→「PS4」にチェックを入れる

「MaxAim DI」メニュー→「Direct Input」→「DI Settings...」

を開いて、「Game Controller:」で「vJoy Device」を選択して、「MouseJoy.exe」ウィンドウの適当な所をクリックした時に「IX」、「IY」の数値が変化する事を確認できたら、「OK」ボタンをクリックします。

「MaxAim DI」メニュー→「Direct Input」→「DI Settings...」を開く

「MaxAim DI」メニュー→「Direct Input」→「DI Settings...」を開いて「Game Controller:」で「vJoy Device」を選択する

「MaxAim DI」メニュー→「Direct Input」→「DI Settings...」を開いて「Game Controller:」で「vJoy Device」を選択して「MouseJoy」の動作確認

「MaxAim DI」メニュー→「Direct Input」→「Enabled」

にチェックを入れます。

「MaxAim DI」メニュー→「Direct Input」→「Enabled」にチェックを入れる

左スティック上(Left Analog Up)を右クリック→「Direct Input List」→「IY(-)」

を選択して「OK」ボタンをクリック。

「MaxAim DI」ウィンドウの左スティック上(Left Analog Up)を右クリック

「MaxAim DI」ウィンドウの左スティック上(Left Analog Up)を右クリック→「Direct Input List」→「IY(-)」を選択してOKボタンをクリック

同様に、以下の3個の設定も済ませます。

  1. 左スティック下(Left Analog Down)を右クリック→「Direct Input List」→「IY(+)」を選択して「OK」ボタンをクリック。
  2. 左スティック左(Left Analog Left)を右クリック→「Direct Input List」→「IX(-)」を選択して「OK」ボタンをクリック。
  3. 左スティック右(Left Analog Right)を右クリック→「Direct Input List」→「IX(+)」を選択して「OK」ボタンをクリック。

これで完了です。

問題点

  1. Titan One」公式アプリの「Gtuner Pro」のプラグイン「MaxAim DI」のゲームコントローラー枠は1枠だけなので、他のゲームコントローラーは使えない。
  2. vJoy」の仕様で、1つの「vJoy」を複数のアプリが操作する事はできない。

目でゲーム?視線入力でゲーム機を操作できるアプリ3選

ゲーム機を操作できる「視線入力アプリ(Windows用)」まとめ

ゲーム機を操作できる「Flex Controllerの視線入力用の拡張アプリ(Windows用)」を設定している様子

こんにちは。

寝たきりで指先が少しだけ動く

「寝たきり障害者ゲーマー」の上虎(うえとら)

と申します。

【ツイッター:@ue_tora

ユーチューブ note インスタ

2021/02現在、

目の動きによる入力(視線入力)だけで、ゲーム機を操作してゲームを遊べるようになるWindows用アプリ

が、いくつか発売されています。

※Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)、PS4、PS5等

目の動きによる入力(視線入力)だけでゲームを遊べるという事は、手が不自由で普通のゲームコントローラーを持てなかったり押せなかったりして今までゲームを諦めていた、障害があるお子さんや大人がゲームを遊べる可能性があるという事なんですよね。

このページでは、「視線入力でゲーム」の入口となるページになる事を目指して、必要なデバイスやアプリの紹介をしていきたいと考えています。

※2022/01現在、自分自身は、視線入力装置(アイトラッカー)を設置する場所と顔の位置が合わないため、視線入力はあまり使っていませんが、必要なデバイスとアプリを一通り揃えて色々と試行錯誤して知識は付いたので、視線入力を広める役割は担えるかな思っています。

視線入力をフル活用している友人のお手伝いもしています。(視線入力用アプリを補助するスクリプトをAutoHotkeyで書いたり)

自分も指が本格的に動かなくなった時には、PCモニタ台を変えたり部屋の模様替えをしたりして、視線入力装置(アイトラッカー)を設置する場所と顔の位置を調整して、視線入力をフル活用する事になると思います。

とにもかくにも、ユーザーの眼球の動きを検出してPCに伝える手段、【視線入力装置】が必須アイテムになってきます。

【別の呼び方】
視線追跡装置、視線制御装置、アイトラッカー、Eye Tracker、視線入力デバイス、視線追跡デバイス、視線制御デバイス、等

仕組み的には、赤外線を出して、それが目に当たった時の反射を見ているようです。

引用元:Tobii Pro

視線入力のメカニズム

動画にするとこんな感じです。

 

個人的なイチオシは、【Flex Controller視線入力用の拡張アプリ】です。

理由は、下の画像のアニメーションのような直感的な設定が可能だからです。

(アニメーションが動かない場合はタップまたはクリック。GIFアニメーションです。)

ゲーム機を操作できる「Flex Controllerの視線入力用の拡張アプリ(Windows用)」を設定している様子


共通で必要な物


視線入力装置、
【別の呼び方】
視線追跡装置、視線制御装置、アイトラッカー、Eye Tracker、視線入力デバイス、視線追跡デバイス、視線制御デバイス

繰り返しになりますが、とにもかくにも、ユーザーの眼球の動きを検出してPCに伝える手段、【視線入力装置】が必須アイテムになってきます。

【別の呼び方】

  • 視線追跡装置
  • 視線制御装置
  • アイトラッカー
  • Eye Tracker
  • 視線入力デバイス
  • 視線追跡デバイス
  • 視線制御デバイス

仕組み的には、赤外線を出して、それが目に当たった時の反射を見ているようです。

引用元:Tobii Pro

視線入力のメカニズム

以下のような製品があります。

  1. 2021.02時点
    現行機種

    Tobii
    Eye Tracker 5
  2. 旧機種
    Tobii
    Eye Tracker 4C
    • メーカーHP
      ※旧機種なため製品ページが既に消えているので、チュートリアルページへのリンクです。
      (消さなくてもいいような気が・・・汗)
    • Amazon
    • 2021/02現在、
      Windows10標準搭載の視線制御機能の対応デバイス
      には入っていますが、旧製品なため既に在庫が無くてAmazonで定価で買えない状態なので、マイクロソフト様、まだ未対応の現行機種の【Tobii Eye Tracker 5】の対応を早い段階でしていただきたいです。
      ※Windows10標準搭載の視線制御機能が使用不可でも、他社製の専用アプリを購入すれば同等以上の事ができそうです。
      【例】miyasukuシリーズ
    • Tobii Eye Tracker 4C


HDMIキャプチャーボード

キャプチャーボードのプレビュー機能を使って、ゲーム機の映像と視線入力アプリのボタンを同じPCモニターで見れるようにする必要があります。

ちょっと分かりにくいかもですが、下の画像のようになります。 キャプチャーボードのプレビュー機能を使ってゲーム映像と視線入力アプリの操作ボタンを同じPCモニタ上に表示している様子

  1. AVerMedia
    GC550 PLUS

個人的なイチオシは、【Flex Controller視線入力用の拡張アプリ】です。

理由は、下の画像のアニメーションのような直感的な設定が可能だからです。

(アニメーションが動かない場合はタップまたはクリック。GIFアニメーションです。)

ゲーム機を操作できる「Flex Controllerの視線入力用の拡張アプリ(Windows用)」を設定している様子


Flex Controller視線入力用の拡張アプリ

f:id:ue-tora:20210131090032j:plain f:id:ue-tora:20210120012621j:plain
Flex Controllerの視線入力用の拡張アプリの接続図
Flex Controllerの視線入力用の拡張アプリの接続図


価格

Flex Controller本体の価格:24200円(2021/02現在)

視線入力用の拡張アプリ自体は無料です。


良い点、悪い点

  • 良い点
    1. 設定が直感的で分かりやすい
    2. Nintendo Switchに差すだけで使える
    3. Facebookの方で活発な意見交換がされていて、メーカーさんの方にもアップデートの意欲を感じる。
  • 悪い点
    1. Flex Controller」自体の大きさが割と大きい。病院等で生活していて自分のベッド周りのスペースが限られていて、物を増やしたくないとか増やせない等の場合には、要検討だと思います。


必要な物


視線入力装置

視線入力装置
視線追跡装置
視線制御装置
アイトラッカー
Eye Tracker
視線入力デバイス
視線追跡デバイス
視線制御デバイス


HDMI
キャプチャーボード

キャプチャーボード


【PS4、PS5の場合】
コンバーター

Flex Controller」はNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)用のゲームコントローラーなので、PS4とPS5で使うには「変換」が必要になってきます。

「変換」できれば何でも良いっちゃ良いんですが、どうせ買うなら以下の2製品を推しています。(どちらか)

元々は「コンバーター」と呼ばれるジャンルの製品なんですが、ただの「コンバーター」ではなく、通常の「コンバーター」の機能に加えて、「PCに入力されたマウスやキーボード等の入力をゲームコントローラーのボタンに変換する機能」を有するオンリーワンの製品なんですよね。(Nintendo Switch、PS4、PS5全てに対応)

この「入力」には、アプリが生成した仮想的なキーボード入力も含まれます。

また、「コンバーターへの入力」ではなく、「PCへの入力」である事もポイントです。

元々は福祉目的で作られた製品ではないんですが、その機能を有するために結果的に福祉目的で使われるようになった珍しい製品です。

「なぜ、その機能が福祉目的に繋がるのか?」というのは、

  1. PC上の「ソフトウェキーボード(スクリーンキーボード、仮想キーボード)」が使える。福祉目的のソフトウェキーボード製品もあるので。
  2. Titan One限定)「MaxAim DI」というTitan Oneのプラグインが用意されている。マウスカーソルで操作できるPC上の「ソフトウェアゲームコントローラー(仮想ゲームコントローラー)的な物です。

からなんですが、詳しく説明すると長くなるので、このページでは省略させていただきます。

  1. Titan One(タイタンワン)
  2. Titan Two(タイタンツー)


miyasuku Game

f:id:ue-tora:20210120193049p:plain
miyasuku Game接続図


価格

オープン価格(2021/02現在)

※無料試用期間:2週間

僕が2020年に購入した時は、ダウンロード版が9900円でした。


良い点、悪い点

  • 良い点
    1. 物理的なスペースが不要なので、病院等で生活していて自分のベッド周りのスペースが限られていて、物を増やしたくないとか増やせない場合等などには良いかもです。
  • 悪い点
    1. 設定が直感的ではないので、分かりにくい。
    2. Titan Oneのプラグイン「MaxAim DI」と併用できない。


必要な物


miyasuku Game
アプリのダウンロード


視線入力装置

視線入力装置
視線追跡装置
視線制御装置
アイトラッカー
Eye Tracker
視線入力デバイス
視線追跡デバイス
視線制御デバイス


HDMI
キャプチャーボード

キャプチャーボード


Titan One(タイタンワン)

このアプリは、この「Titan One(タイタンワン)」という製品を直に操作する事で間接的にゲーム機を操作する、という仕様なので、必須アイテムです。

実は、この「Titan One(タイタンワン)」というのは、元々は「コンバーター」と呼ばれるジャンルの製品なんですが、ただの「コンバーター」ではなく、通常の「コンバーター」の機能に加えて、「PCに入力されたマウスやキーボード等の入力をゲームコントローラーのボタンに変換する機能」を有するオンリーワンの製品なんですよね。(Nintendo Switch、PS4、PS5全てに対応)

この「入力」には、アプリが生成した仮想的なキーボード入力も含まれます。

また、「コンバーターへの入力」ではなく、「PCへの入力」である事もポイントです。

元々は福祉目的で作られた製品ではないんですが、その機能を有するために結果的に福祉目的で使われるようになった珍しい製品です。

「なぜ、その機能が福祉目的に繋がるのか?」というのは、

  1. PC上の「ソフトウェキーボード(スクリーンキーボード、仮想キーボード)」が使える。福祉目的のソフトウェキーボード製品もあるので。
  2. MaxAim DI」というTitan Oneのプラグインが用意されている。マウスカーソルで操作できるPC上の「ソフトウェアゲームコントローラー(仮想ゲームコントローラー)的な物です。

からなんですが、詳しく説明すると長くなるので、このページでは省略させていただきます。

Titan One
(タイタンワン)


Project IRIS

Project IRIS(プロジェクトアイリス)
Project IRIS(プロジェクトアイリス)接続図


価格

39.00ユーロ=日本円換算で約5000円(2021/02現在)

※無料試用期間:2週間


良い点、悪い点

  • 良い点
    1. 物理的なスペースが不要なので、病院等で生活していて自分のベッド周りのスペースが限られていて、物を増やしたくないとか増やせない場合等などには良いかもです。ただし、下に書いている「悪い点1と2」をクリアできるPCスキルが必要。スクリプト言語「AutoHotkey」を使いこなす事ができれば柔軟にカスタマイズはできます。
  • 悪い点
    1. Project IRIS」が出力するキーボードのキーは、「press once」とか「hold」とかあるものの、キーの押し下げと押し上げのタイミングが微妙で、「press once」を使うと反応しなかったり、「hold」を使うとメニュー画面等で使うと押し上げが遅くてボタン押しすぎて通り過ぎたりするので、「Project IRIS」自体のマクロ機能を使ったり、外部のスクリプト言語等(AutoHotkey等)で微調整する必要があります。(僕はAutoHotkey派です)
    2. Project IRIS」自体の設定は直感的で分かりやすいのですが、それをゲーム機に伝えるために複数のアプリを掛け合わせる必要があり、それらを連携させるための設定が複雑。
      1. 【例1】vJoyVirtual ControllerAutoHotkeyMaxAim DIAutoHotkeyは省略でもOK)
      2. 【例2】UCR(Universal Control Remapper)
    3. 海外製なので、やりとりが英語になってしまいます。


必要な物


アプリのダウンロード

ダウンロード先


視線入力装置

視線入力装置
視線追跡装置
視線制御装置
アイトラッカー
Eye Tracker
視線入力デバイス
視線追跡デバイス
視線制御デバイス


HDMI
キャプチャーボード

キャプチャーボード


コンバーター

このアプリの出力は単なる「キーボードのキー」なので、それをゲーム機に伝える「手段」が必要になってきます。

その際の必須アイテムが、以下の2種類の「コンバーター」です。(どちらか)

実は、その「手段」の役割を担当するのに必要な、「キーボードのキーをゲームコントローラーのボタンに変換する機能」を有しています。

元々は「コンバーター」と呼ばれるジャンルの製品なんですが、ただの「コンバーター」ではなく、通常の「コンバーター」の機能に加えて、「PCに入力されたマウスやキーボード等の入力をゲームコントローラーのボタンに変換する機能」を有するオンリーワンの製品なんですよね。(Nintendo Switch、PS4、PS5全てに対応)

この「入力」には、アプリが生成した仮想的なキーボード入力も含まれます。

また、「コンバーターへの入力」ではなく、「PCへの入力」である事もポイントです。

元々は福祉目的で作られた製品ではないんですが、その機能を有するために結果的に福祉目的で使われるようになった珍しい製品です。

「なぜ、その機能が福祉目的に繋がるのか?」というのは、

  1. PC上の「ソフトウェキーボード(スクリーンキーボード、仮想キーボード)」が使える。福祉目的のソフトウェキーボード製品もあるので。
  2. Titan One限定)「MaxAim DI」というTitan Oneのプラグインが用意されている。マウスカーソルで操作できるPC上の「ソフトウェアゲームコントローラー(仮想ゲームコントローラー)的な物です。

からなんですが、詳しく説明すると長くなるので、このページでは省略させていただきます。

  1. Titan One(タイタンワン)
  2. Titan Two(タイタンツー)

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