今回は、
を画像を交えながら、ざっくりと解説していきます。
この記事は、「【裏ワザ】PS5でコンバーターを使う方法【2022/05現在】」をざっくりと紹介する記事です。
※この記事では、「障害者ユーザー」と「一般ユーザー」の両方を想定しています。
こんにちは。
寝たきりで指先が少しだけ動く、
と申します。
(人工呼吸器、気管切開、胃ろう)
ツイッター:@ue_tora
- コンバーターを福祉用途で使っています。障害者ゲーマーの必須アイテム。
- PS5の新作ゲームで一般的なコンバーターがはじかれる現象について(2022/08現在)
- 動画も作ってみました
- PS5とコンバーターの話あれこれ
- 「PC版PSリモートプレイを経由する」という裏ワザがあります
- 「PC版PCリモートプレイ」の3つのラグ対策
- 「PC版PCリモートプレイ」のダウンロード・セットアップ
- 「PC版PCリモートプレイ」の仕様
- USBゲームコントローラーのセットアップ
- コンバーターの設定変更の例
コンバーターを福祉用途で使っています。障害者ゲーマーの必須アイテム。
自分は重度身体障害者でして、普通のゲームコントローラーを手で持つ事ができません。
なので、ゲーム機のゲームをする際は、自分が押せる形状のボタンを両手・両足・唇に配置して、それらを「コンバーター」と呼ばれる変換器でゲームコントローラーに変換する事で、ゲーム操作をしています。
※コンバーターの使用が禁止されているオンラインゲームでは使っていません。あくまで一人用のゲームをプレイするために使っています。
「視線入力」と「コンバーター」の組み合わせでゲームをしている重度身体障害者もおられます。
自分はまだ本格運用には至っていませんが、視線入力の機器やアプリを一通り持っていて知識はあるので、やり方を伝える事は可能です。
PS5の新作ゲームで一般的なコンバーターがはじかれる現象について(2022/08現在)
2022/08現在、PS5の新作ゲームを一般的なコンバーターを使ってプレイしようとすると、コンバーターがはじかれてゲームを操作できない現象が起こります。
PS5のホーム画面はコンバーターで操作できるんですが、PS5の新作ゲームを起動すると
というメッセージが表示され、操作できなくなります。
ちなみに、「PSボタン」と「Createボタン」(PS4でいうShareボタン)だけは反応するので、PS5のホーム画面に戻ったりはできます。
動画も作ってみました
文章よりも動画の方が分かりやすい人もいるかもと思い、初めて本格的な動画に挑戦してみました。
チャンネル登録・高評価などの応援があれば、今後も続けられるかもしれません。
PS5とコンバーターの話あれこれ
PS5初期のゲームの場合はコンバーター使用可
先ほど「新作ゲーム」という言い方をしたのは、「2020年~2021年前半頃に発売されたPS5初期のゲーム」と区別するためです。
話が脱線するためこの記事では詳しく触れませんが、「2020年~2021年前半頃に発売されたPS5初期のゲーム」には「サードパーティー製(非純正)PS4コントローラー」を使ったコントローラー認証回避方法があるので、コンバーターが使えます。
- PS5版 バイオハザード ヴィレッジ(2021年5月発売)
- PS5版 ファイナルファンタジー7 リメイク インターグレード(2021年6月発売)
PS4ゲームをPS5上でプレイする場合はコンバーター使用可。ただ・・・
PS5はPS4ゲームに対して後方互換性があるので、PS5上でPS4ゲームがプレイできます。
そして、PS5上でPS4ゲームをプレイする場合は、従来通りコンバーターが使えます。
おそらく、「PS4ゲーム限定でPS4コントローラーが純正・非純正どちらも使える」という仕様の影響です。
結果的に、PS5版とPS4版が両方用意されているゲームでは、「PS5版だとコンバーターをはじくがPS4版だとはじかない」という状況になります。
ただ、せっかくのPS5なのに、わざわざ旧世代機バージョンをやりたくないですよね。
はじかれないコンバーターもあるようです
はじかれないコンバーター(Beloaer Pro)もあるようなので、そのうち買って試してみようと思います。
商品説明を見ると、「PSリモートプレイ」の仕組みを使っているようです。
この記事では「PSリモートプレイ」の仕組みを詳しく解説していきますので、そのコンバーター(Beloaer Pro)のトラブルシューティングの際にも使える知識が含まれているのかなと思います。
「この記事を最後まで読むのは面倒だな」と思った方は、そのコンバーター(Beloaer Pro)を買ってみて実際に試してみた方が手っ取り早いかもしれません。
2022/09追記
「Beloaer Pro」については、コチラの記事に詳しく書きました。
https://uetora.hatenablog.com/entry/beloader-pro-initial-setting
「PC版PSリモートプレイを経由する」という裏ワザがあります
「PSリモートプレイ」とは?
PS5もしくはPS4をネットワーク経由で遠隔操作できる機能の事で、PC・スマホ・タブレット・PS4・PS5などから遠隔操作できます。
この記事では、「PC版PSリモートプレイ」を使います。
「PC版PSリモートプレイ」を使う意味
PCアプリ「PSリモートプレイ」は本来は、PCに接続した
- 純正PS5コントローラー
- 純正PS4コントローラー
でしか操作できないのですが、コンバーターに純正コントローラー役をしてもらう事でコンバーターが使えるようになります。
PCを持っていない場合はPS4でも代用できます。ただ・・・
PCを持っていない場合は、PS4にも「PS4版PSリモートプレイ」が入っているので、それを使う事もできます。
ただし、PS5のためにPS4を起動する事になるので、PS5とPS4を両方とも起動する事なり、実用的とは言えません。
理論上は可能だなと思い、実際に試してたみたところできたので、一応書きました。
「PC版PCリモートプレイ」の3つのラグ対策
ラグ対策が必要な理由
「PSリモートプレイ」は「ネットワーク経由の遠隔操作」なので、PC上のアプリ画面を見ながらゲームをプレイすると、通信環境によっては若干の映像のラグが発生する場合があります。
そこで、ラグ対策をしっかりやっていきます。
いい方法があります。
ラグ対策①:PC上のアプリ画面は見ずに直接PS5の画面を見る
TVなどの今まで通りの映像機器側を見るようにすれば、「PC版PSリモートプレイ」が原因の映像のラグは無くなると言えます。
ラグ対策②:有線LAN
通常、PS5とPCはルータを介して同じ家庭内ネットワークに接続されていると思います。
そこを両方とも有線LANにすると安定します。
- 「PS5→ル-ター」を有線LANにする
- 「PC→ルーター」を有線LANにする
通信環境によってはWiFiと併用できるかもしれませんが(片方だけWiFiとか)、基本的には有線LANの方がいいかなと思います。
ラグ対策③:「PC版PSリモートプレイ」の設定で画質を下げる
先ほどの「ラグ対策①:PC上のアプリ画面は見ずに直接PS5の画面を見る」をやっている場合は、「PC版PSリモートプレイ」のアプリ上の映像の画質が下がっても影響ありません。
なので、通信量を減らす目的で、設定で画質を下げると良いのではと思います。
- 解像度
- フレームレート
の項目があります。
「PC版PCリモートプレイ」のダウンロード・セットアップ
「PC版PSリモートプレイ」のダウンロードと基本的なセットアップ方法は、公式サイトを見てください。
「PC版PCリモートプレイ」の仕様
PCアプリ「PSリモートプレイ」は本来は、PCに接続した
- 純正PS5コントローラー
- 純正PS4コントローラー
でしか操作できないのですが、コンバーターに純正コントローラー役をしてもらう事でコンバーターが使えるようになります。
この純正コントローラーかどうかの判定は、次の条件で判定されているようです。
「Wireless Controller」の確認はデバイスマネージャーでもできますが、もっといい方法があります。
各ボタンの動作確認もできて一石二鳥です。
設定はできてるはずなのにアプリが動かない、等のトラブルの原因を見つけやすいです。
USBゲームコントローラーのセットアップ
「USBゲームコントローラーのセットアップ」 を出すには、次のようにします。
- Windowsのタスクバーの検索窓に「usb」と入力する
- ショートカットの新規作成の画面を開いて入力欄に「joy.cpl」と入力すると一発で起動できるショートカットが作れます
- 本体は「C:\Windows\System32\joy.cpl」にあるので、直接ショートカットを作ってもOK
ここに「Wireless Controller」があれば成功です。
複数ある場合は一番上の物になります。
後、重要な注意点があります。
これをしないと表示が更新されないので、動作していないように見えます。
↓
※別の開き方
- デスクトップを右クリック→「新規作成」→「ショートカット」→「ショートカットの作成」ウィンドウで「joy.cpl」と入力して「次へ」ボタン→「完了」ボタン→「joy.cpl」へのショートカットが作成されたので開きます。
- 本体は「C:\Windows\System32\joy.cpl」にあるので、直接ショートカットを作ってもOKです。
- 「神モード(God Mode)」経由
神モード.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
もしくは
GodMode.{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}
という名前のフォルダを新規作成すると、「神モード(God Mode)」を開けるようになります。
開くと、「USBゲームコントローラーのセットアップ」という項目があるので開きます。
↓
↓
※違うウィンドウをクリックした状態だと反応しないので、必ず動作テストのウィンドウをクリックしてから反応を見るようにしてください。
コンバーターの設定変更の例
Titan One(タイタンワン)
「PCPROG」USB Mini-BポートとPCを接続する
Titan One(タイタンワン)の側面にある
とPCをUSBケーブルで接続します。
のケーブルになります。
※Titan One(タイタンワン)にケーブルが1本、付属しています。
公式PCアプリ「Gtuner Pro」のダウンロード
Titan One(タイタンワン)の公式サイトのダウンロードページの「DOWNLOAD」ボタンをクリックして
をダウンロードします。
展開(解凍)、実行
ダウンロードした
を日本語(全角文字)を含まないパスに展開(解凍)し、「PCPROG」(ピーシープログ)と書かれている「USB Mini-Bポート」とPCをUSBケーブルで接続した状態で
を起動します。
※「デスクトップ」や「ドキュメント」や「ダウンロード」は日本語(全角文字)に見えますが、Windows内部的には英語(半角文字)なので可
日本語(全角文字)を含むパスの場合は、「Gtuner.exe」起動時に下の画像のエラーメッセージが表示されます。
※設定変更だけなら動作しますが、プラグイン「MaxAim DI」を使おうとすると正常に動作しないので、後でトラブルが起きるのを防ぐために日本語(全角文字)を含まないパスに展開(解凍)した方が無難だと思います。
「Output Protcol」を「PS4 Remote Play」に変更
Titan One(タイタンワン)の公式アプリ「Gtuner Pro」のメニューから
↓
Options...
↓
「Device」タブ
と進んで
を
に変更します。
をクリックしてウィンドウを閉じると反映されます。
「OUTPUT」(アウトプット)をPCに接続
をPCに接続します。
「Wireless Controller」が接続されている事になる
PCに接続すると、先ほどの「USBゲームコントローラーのセットアップ」に
が出現します。
この状態だと、コンバーターでPCアプリ「PSリモートプレイ」の操作をできるようになります。
Titan Two(タイタンツー)
「PROG」USB Micro-BポートとPCを接続する
Titan Two(タイタンツー)の側面にある
とPCをUSBケーブルで接続します。
のケーブルになります。
※Titan Two(タイタンツー)にケーブルが1本、付属しています。
公式PCアプリ「Gtuner IV」のダウンロード
Titan Two(タイタンツー)の公式サイトのダウンロードページの「DOWNLOAD」ボタンをクリックして
をダウンロードします。
展開(解凍)、実行
ダウンロードした
を展開(解凍)し、「PROG」(プログ)と書かれている「USB Micro-Bポート」とPCをUSBケーブルで接続した状態で
を起動します。
「Output Protcol」を「USB PlayStation 5」もしくは「USB PlayStation 4」に変更
Titan Two(タイタンツー)の公式アプリ「Gtuner IV」の右下の
に進み、少し上の
を
に変更します。
「OUTPUT」(アウトプット)とPCを接続
とPCをUSBケーブルで接続します。
のケーブルになります。
※Titan Two(タイタンツー)にケーブルが1本、付属しています。
「Wireless Controller」が接続されている事になる
PCと接続すると、先ほどの「USBゲームコントローラーのセットアップ」に
が出現します。
この状態だと、コンバーターでPCアプリ「PSリモートプレイ」の操作をできるようになります。